内視鏡検査が終わった後に注意しておくべきポイント

カルテと医師
内視鏡検査が終わるときを抜いてしまいがちですが、検査後にも注意しておくべきポイントがいくつかあります。今回は具体的に何に気を付けるべきなのか、分かりやすく紹介します。

ガスをなるべく出す

大腸内視鏡検査を行った後は、お腹が張っている状態です。個人差はありますが、息苦しさや違和感などを抱いてしまうこともあり、生活に多少なりとも影響を及ぼしてしまいます。まずはガスを我慢せずに出すことを意識してください。

通常であれば時間が経過していくごとに、自然とガスが体外へ排出されるため、楽になっていきます。しかし、どうしても苦しさが軽減されない場合は、横になって足を抱えた状態のまま、ゆっくり転がるような動作をしてみましょう。この工程を数分間行えば、ガスが少しずつ抜けていきます。

胃腸の動きがあまりよくない場合は、ガスが通常よりも抜けずらい可能性があります。必ずガス抜きの動きを行いましょう。できれば就寝前や起床時など、リラックスしているときに行うと効果的です。

運転をしない

内視鏡検査を行う当日は、さまざまな薬が使用・または処方される可能性があります。場合によっては体調にも影響を及ぼすものもあり、運転をすると自己のリスクが高くなる場合もあるでしょう。

できれば運転をしないように心掛けてください。内視鏡検査当日は公共交通機関を利用するか、難しい場合はタクシーを利用しましょう。華族に車を運転できる人がいる場合は、送迎を頼んでおくのもおすすめです。

大丈夫だろうと過信して、自分で運転してしまった結果、思わぬ事故を起こしてしまうケースは少なくありません。リスク回避のためにも、絶対に無理をしないように注意しましょう。

激しい運動をしない

内視鏡検査当日は、激しい運動をしないようにしましょう。もちろん検査は体に負担をかけないよう、最大限の配慮が行われていますが、少なからず負担がかかるものです。中には検査に緊張してしまい、ゆっくり睡眠を取れなかった人もいるでしょう。

そんな状態で激しい運動をすると、身体に負担がかかってしまい、体調不良を招いてしまいます。本来は健康になるために検査を行ったものの、運動のせいでコンディションを崩してしまうのは、本末転倒です。

検査当日は安静にしましょう。上述したように、体内にガスが溜まっている状態のため、軽いウォーイングやストレッチなどであれば問題ありません。筋トレやランニングなどは控え、ゆっくり休むのがおすすめです。